侵害に気づいていない状態からの、復旧と近代化
調査してわかったこと
エラーの修正をご依頼いただいた案件でしたが、調査に入ってすぐ、すでに侵害が発生していることがわかりました。オーナー様はまったく認識されていませんでした。
- 暗号通貨のマイニングプログラムが 37 日間にわたり CPU の 94%(378%/4 コア中 3.78 コア)を占有していた
- 正規プラグインのディレクトリ内に、ランダムな名前のバックドアが分散して設置されていた
- ディスクに痕跡を残さない「ファイルレス型」のバックドアが稼働し、外部と通信していた
- 管理画面のプラグイン一覧から自分を隠す機能を持つ偽プラグインが、104 個作られていた
- 訪問者に偽の「人間確認」画面を表示し、Windows ユーザーにマルウェアを実行させる仕掛けが仕込まれていた
- 管理者権限を持つアカウントが、攻撃者によって新規作成されていた
実施した対応
- マルウェア 約 1,167 ファイルを駆除(マイナー本体、ウェブシェル、偽プラグイン 104 件、改ざんされたコアファイル 955 件ほか)
- WordPress 20 サイトを 5.9〜6.9.4 の混在状態から、2026 年 3 月の対応時点で 6.9.4 へ統一
- 全サイトの認証キーを再生成し、侵害された可能性のあるログインセッションをすべて無効化
- インターネットから直接接続できる状態だったデータベースユーザー 7 件を削除
- 全ポート開放だったファイアウォールを、必要な 3 ポートのみに再構成
- XML-RPC の停止、管理画面からのファイル編集禁止、設定ファイルの権限見直しを恒久対策として実施
378% → 0.02
CPU 負荷
約 1,167
駆除したマルウェアファイル
20 サイト
2026 年 3 月に 6.9.4 へ統一
次の改善計画
サーバー OS と PHP はサポートが終了したバージョンのままです。これらは短時間で片づく作業ではないため、優先度と必要工数を明示した改修計画書としてお渡ししました。
サーバー OS と PHP はサポートが終了したバージョンのままです。これらは短時間で片づく作業ではないため、優先度と必要工数を明示した改修計画書としてお渡ししました。